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散る桜もまたさくら

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2011年 05月 11日

すげぇじゃん、にっぽん!!其弐

この連休中に、広島県は、「呉」と言うところから
A谷のはつこさん一家がでぶを訪ねて来てくれた。

はつこさんは、でぶの幼友達で、高校までこのK山で育ち
呉に就職して呉で恋愛し、結婚し3人のお嬢に恵まれ、
娘もそれぞれの伴侶に出会い、孫も生まれ呉で仕合わせに暮らしておられる。


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じゃが、
両親も亡くなり郷里のK山には自分の身内も家もないので、
嫌じゃろうが、時々でぶを訪ねて来て下さる。
はつこさんは、はぎれがよくとても明るい人だ。

でぶと同じくらい恰幅がええ。
お互い「でぶ」と言い合えるぐらいの仲のお人だ。
性格はでぶみたげに「でぶ」ではない。(すみません、意味不明で(^^ゞ)

で、3人お嬢のうちのお一人が、仙台へ嫁いでゆかれたのだが、
今回の震災で、大変な経験をされたことを少し聞かせてもろうた。

あの地震が起き大津波がやってきて、
でもお嬢の住んでいる家は津波は免れるくらいの位置にあったので、
その日の晩は、ぐじゃぐじゃになった
電気も通わない暖もとれない真っ暗で
凍てつく我が家に生後7カ月になる「なっちゃん」と、
たった2人でじぃ~っと動かずおったそうな。



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次の日になると、余震はまだまだ続き、
家におっても危険じゃと言う事で、
避難所に逃げるよう命令が出て、
とるものもとりあえずなっちゃんを連れて逃げた。

その次の日には、
夫くんのお勤めの会社から
「他県に親戚のある者は即刻避難所から疎開するように」
そう言い渡され、夫くんを置いて
仙台からいっぺん新潟に行き、
そこから飛行機で大阪へ→新幹線で広島→呉へと
3日がかりでなっちゃんを連れて着の身きのままで帰って来たと。

地震が起き、津波が来てからの日々…避難所におった間、また、移動の間・・・。
その間、たくさんの見知らぬ方々から多くの助けをいただいたと。

ミルクがないだろうと言ってミルクやお湯を分けて頂いたり、
おしめがないだろとおしめを分けていただいたこともあった。
なっちゃんの寝る場所も確保してくださったこともあった。


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お嬢はそのことに感動と感謝をしておられた。
このお話を聴かせてもろて、わしも感動した。

「にっぽんでよかったね」と、言うと
「私も、心の底からそう思いました。みなさんが本当に温かかったです。」
泣きそうにお嬢が言いよった。

わしも、話が温か過ぎて涙が出そうになった。
にっぽんは、すげぇと、思うた。

放射能の問題、政治的なこと、東電がどうのこうの・・・とか
問題は山積みじゃし、
その解決策たるやあほなわしには到底分かろうはずはない。

確固たる確信はない。
だがしかし、にっぽんは必ず復興できると思うた。

と、同時に、11年前に死んだあるじーさが、病の床にあり、
病の苦しみの中から吐いたある言葉を思い出した。

そのある言葉というのは・・・

えぇ~っとぉ・・・

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長くなりそなので其参へとつづく。

お嬢のおかげで、「とほほ」がすっきりした連休を過ごしたわしです^^

by chirumegu | 2011-05-11 21:19 | 生きとるね


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