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散る桜もまたさくら

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2007年 05月 18日

白くま母さん すてきっ ♥

先日 長女が所用があって 京都に行ったとき 3人の子どもの 様子もうかがってきてくれました。
用をしながら 兄弟の世話をしたり 食事に連れて行ったりしながら 偵察もしてくれました。
・・・スパイ大作戦!

うちの 庭にも おおでまりが 咲きました
白くま母さん すてきっ ♥_d0112251_14301257.jpg


長男は この春大学を出て、家業のための 専門学校に 行っているのですが 寮生活です。
朝も早く起きて 一日中 勉強です。夜も 消灯は10時で 遊びにも行けません。
大学時代とは 違って きびしい生活を 強いられているようです。

次女は 相変わらず 学校・部活・バイト と 忙しい日々の繰り返し だそうです。
けれど、この春から 足を捻挫し それが 完治しないうちに インフルエンザにかかり それが 治りかけたら 今度は また足の故障・・・おかげで ずっと練習も 試合も 見学で、
1ヶ月が経ちました。踏んだりけったりで 相当ストレス 溜めてるんじゃないかと 気になります。

次男は 相変わらず 頼りないそうですが それなりに 姉ちゃんのようにと 学校・部活・バイト
を こなしているようです。
バイトは 下宿の近くの おいしい お好み焼き屋さんです。

その日も 丁度 次男は バイトに行く日。長男も外泊許可をもらって 3人で その お好み焼き屋さんに 行きました。

「いらっしゃいませぇ」 と 水を 持って来る 次男
「何に いたしましょうか」 きどって 言う 次男
「これは 何ですか?」 メニューを 見ながら 長女が聞く
「えっ? さぁ~~~」
「じゃあ、これは 何と何が 入っているんですか?」
「・・・ さぁ~~~」
またまた こんな感じで 何を聞いても 分かっていないらしい

メニューに 書いてあるもんくらい ちゃんと 把握しとけよっ!

そして 長男。。これが くわせもの・・・

長女に 「ちょっと 300円頂戴っ!」
何も考えず 「ほいっ」 と 財布の中を さがす 長女。
はっと 気付いて 「300円って何?」 「えっ?たばこ買う」 「あんた やめたんじゃ なかったんかぃ?」 怒ったようにいうと
「んじゃぁ ええゎぁ」
案外 しおらしく 引き下がる・・・と 思ったら
「そんかわり ビールっ!!」 たばこが だめなら ビールかぃっ!なんじゃぁ それっ

「ま、厳しい 寮生活 しているんだから 今日くらい いっかぁ 大目にみてやろう」
そう 思って 結局 次女の分まで 込みで 6000円 ・・・みつぐちゃんに なった 長女(-_-;)

どいつもこいつも よってたかって 情けねぇやつらだっ!・・・と 思いましたが 
そう 思うのは 親の欲なんですね。

考えてみれば この子たちが 生まれてから以来 ずっと そんな風に 見てきたような 気がします。
いえ、もしかしたら お腹にいるときからかもしれません。
「どうか 元気な子で ありますように」・・・と (元気じゃなかったら どうしてたんだろう)

もっと ちゃんとして 欲しい。世の中に 顔向けが できる子になってほしい。もっと 成績が上がって欲しい。
部活に入れば 入ったで 勝ってほしい。 もっと・もっと・もっと・・・上をと。
 
この子の 為を思えばと 願うのは 誰しもですが それは 「この子の為」ではなく
「この 私の 見栄の為」 だったんですね。
いつも 他所の お子さんと 比べていたような 気がします。
「お宅の お子さん よく できるのねぇ~」 「足が速いのねぇ」 「ピアノ 上手だねぇ」 
などと 褒められりゃ 悪い気が しません。 すべての面において・・・

150人いても 連休前には 出て行った子も いるというのに ちゃんと 逃げ出さず 寮生活を送っているじゃない 
親に負担かけないように バイトや部活しながら 学校もちゃんと 行っているじゃない・・・
なんで、こう思えないんでしょう。
これ以上 何を 望むことが あるのでしょうか。
ま、いっかぁ・・・と 自分を 見てみる。。そうだった、この私だって 大した人間でもないじゃないかっ! 全く 何様だと 思っているのだろう。

ある 動物園で 白くまが 赤ちゃんを 2匹 産みました。
2匹は すくすくと 育っていきましたが 1匹は 水が怖くて 入れない子に なりました。
泳げない白くま なんて とっても かっこ悪い ですね。 
お母さんくまは それでも ほっておきました。
お母さんは かっこ悪い なんて 思っていないのです。かわいいのでしょうね。
あんまり ほっておくものだから 飼育係の お兄さんは 無理やり 水に 投げ込もうかと
思っていたそうです。

そんな矢先 ある日 泳げない 白くまちゃんの方が 水に 落ちました
泣いて 助けを求める 白くまちゃん 
飼育係の お兄さんが 慌てて 飛び込もうとしてると それより先に 
お母さんが飛び込んで 助けるのかと 思ったら 一緒に 泳いでやりました。
すると それまで もがいていた 白くまちゃんは 安心して 泳いだそうです。

それからというものは その白くまちゃん 
お母さんがいなくても 平気で 泳ぐようになったそうです
お母さんくまは 何の欲もなく 待っていたんでしょうね 
でも、お母さんくまは 泳げるように なった白くまちゃんを みても 
喜んでいる風もなく 前と 別段変わった様子も ありません。 

この話を聞いて 私は本当に 子どものことを 思っていたんだろうかと 
今さらながらに 反省・・・です。
こんな 私でも よく 親と 呼んでくれたなぁ・・・
そう、今を そのまんまを 喜ばないと
私は 黙って ここで あなた達のこと 待っています。 白くま母さんのように ♥
・・・ できるかなぁ この私にも・・・(-_-;)

白くま母さん すてきっ ♥_d0112251_15264029.jpg

             ↑
       うちの 庭の 木々の間から見える こもれび デス

by chirumegu | 2007-05-18 16:13 | Comments(12)
Commented by hokkori-hime at 2007-05-18 19:46
こんばんは、chirumeguさん、今日のお話心にきました。
<この子のことを・・はそのまんま私にあてはまり、耳に(目かな?)少し痛い位で・・でも、日々過ぎて行き・・・又がんばろう!と思うのでありました。
Commented by kisaragi87 at 2007-05-19 10:07
chirumeguさん、おはようございま~す^^

ほんとうにいいお話ですね。
そしてchirumeguさんみたいに、あんな優しい4人のお子さんを育ててこられたお母さんでも、そんな想いがあったことにも正直言って新鮮な驚きがありました。
だってもうドンとこいのゴッドマザー、白くま母さんそのものだと思っていましたから^^

子育てって、つくづく自分育てだと思います。娘の時は、右も左もわからなくて、ピリピリして可哀想なこともしたと思います。そして息子の時はリラックスしすぎて甘やかしてしまったかもしれません。
でも今でも二人とも、ギューってしちゃう私です。
子供たちはどんどん離れていくんですけどね(笑)

こでまりは知っていますが、おおでまりってあるんですね、
てっきり紫陽花だと思ってしまいました^^;

今日のお話をきいて、私も黙って待っていようと思いました、
いつでも帰れる場所としてね^^
Commented by chirumegu at 2007-05-19 15:24
やっぱり みんな そうなんですね。 大なり小なり・・・
ほっこりさんは 「小なり」でしょう?(*^^)v

生きていれば 欲は つきものですもん
私は 中々 分かっちゃいるけど やめられねぇ・・・って感じです
ほんと がんばりましょう! (^O^)/
Commented by chirumegu at 2007-05-19 15:34
おおでまりは おっしゃるように 紫陽花そっくりですよ 
ほんと 白い紫陽花かと 最初は 思いました

誰かが 待っている 安心して 還っていける場所があるということは
仕合わせな ことだと 思います
そして、待つということは ほんとうに 難しいことだと 思います

子どもには 誰しも 完璧に 接することは できないですね。
お互い 待ちましょうね
kisaragi さんやほっこりさんが 一緒だと 私も 頑張れます(*^^)v
Commented by chirumegu at 2007-05-19 15:36
ほっこりさん ☆追伸
こもれびの写真・・・morisongさんの まねを して 撮ってみましたが
全然うまくいきませんでしたよ (-_-;)
どうやったら あんなに 幻想的に 撮れるんだろう・・・?
カメラやレンズも 違うんだろうけど
Commented by npura at 2007-05-19 16:10
子育てのはなしはお母様方にお任せして(笑)我が家は終わりましたから
木漏れ日、5月の優しい光の木漏れ日が一年の内で大好きです
なんともさわやかな気持ちになれますね、良く撮れてると思います

でも、緑の若葉からの木漏れ日を撮られた方が良いかと^^/
Commented by hokkori-hime at 2007-05-19 16:39
chirumeguさん、木漏れ日雰囲気は伝わりますよ~最初morisongさんを
イメージしましたよ。
 本当に、morisongさんの写真は幻想的ですねぇ~(癒されます。)
Commented by chirumegu at 2007-05-19 17:01
npuraさんたらっ いつまで経っても 気持ちは 親は親なんですっ(笑)
って、 npuraさんは 子離れ できてるんでしょうね
中々 子離れ できない たちでして、
ねっ ヨーコさんっ

はぁ 緑のほうが きれいに 撮れるのかぁ
ひとつ 勉強になりました 
ご教授 ありがとうございました<m(__)m>
Commented by chirumegu at 2007-05-19 17:02
ほっこりさん なぐさめの言葉 ありがとう (^O^)/
npuraさんが ・・・だって
今度 また みどりの 木漏れ日。。挑戦してみます
Commented by anzumadamu at 2007-05-21 22:07
なんか考えさせられました・・・(^^;)
「待つ」ことの難しさは今までも経験しましたからね~(笑)
最後は子供を信じることなんでしょうね。心から・・・。
私も白くまのお母さんのようになりたいです(^^*)
Commented by chirumegu at 2007-05-21 22:29
ヨーコさんっ!
ですよね。母はやっぱり みんな 思うんですよね。
いつまで たっても 親をしてしまいます。

ヨーコさんも 一緒に 白くま母さんめざして がんばりましょっ!

今日、鶏ももとじゃがのバター炒めとピーマンのおかか煮
作りました。今度 記事にします。ありがとう ございました。
Commented by 按摩さん at 2007-12-27 12:00 x
ほ~い^^


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