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2008年 09月 28日

それからの ちるばぁさん

ちるばぁさんの、つづきじゃ。

夏の終わりになると、どこでもそうじゃろうが、ばぁさんの方でも、夕方から朝にかけて、蚊が、ぼれぇ、出てくるんじゃ。

この時期の蚊に刺されたひにゃ、ぶちかゆい。
しかも、3~4匹がいっぺんに押し寄せてくるけん、たまったもんではない。

ばぁさん、蚊に寝込みを襲われてはいかんからと、ある日、寝る前に
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蚊取り線香をつけて、寝ていた。

そこへ、でぶにぃが、どたどたとやってきて、
「ん~、つけたんじゃのぅ~」
と、言いながら、なにやら、ごそごそしておった。

「何、しよぉるんね?」
ちるばぁさんは、聞いたんじゃ。
「ん~?」
でぶにぃは、それだけ言うと、どすどすと 大げさな音を立てながら、寝床に入った。

ばぁさんは、いやぁ~な予感がして、おそるおそる、明かりをつけてみた。
すると、、

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ばぁさんは、無惨にも、10㎝ほどに折られて、立ちすくむ蚊取り線香を見た。

「こげなことをしてぇっ!また、夜中やら、朝になったら出てくるし、どうすんじゃぃっ!」
泣きながら訴えたんじゃが、でぶにぃは、
「ん~?この煙は、喉に悪いけんのぉ」
と、言って、聞き入れなかった。

「おまえが、1日に2箱も吸うたばこのほうが、よっぽど、喉に悪いわぃっ!」
ばぁさんは、さらに、泣き声を荒げて、ぎゃぁぎゃぁ訴えた。
「まぁ・・・・泣くな!」

最初のうちは、蚊が出て刺すが、少し経つとその煙にやられて、出んようになる。
それからの蚊取り線香の煙が無駄だと・・・
もったいないと・・・
ちるばぁさんの喉や身体の心配からではなく
ようするに、でぶにぃは、けちなだけじゃったんじゃ。

二人のどたばたぶりを、仲秋のお月が
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そして、秋のぎぼうしが
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「あんたらには、付き合いきれんわぃ」
と、言うて、呆れて見ておった。

ONSAI大先生さまさま、これくらいのもんで、どげなもんでしょうか??(爆)
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by chirumegu | 2008-09-28 17:08 | Comments(35)
2008年 09月 21日

あるところに

Sという、ある田舎まちに ちるめぐという、ばぁさんがおった。
ばぁさんは、でぶにぃという生き物を 飼っていたが、このでぶにぃは、たいそうけちで、食い意地のはった変わった生き物じゃった。

ある日、でぶにぃは、山へしばかりに、ちるばぁさんは、川へ洗濯にでかけたんじゃ。

でぶにぃが、身支度をして、山へ行こうとすると、、
「私がお供をいたしましょう。おだんごをください」

と、犬のじろうが、言うた。
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でぶにぃは、
「だんごは、わしが食うたので ないゎい」
すると、犬のじろうは
「何言よんなら、おっさん、かばちたれなよ。だんごをわしに、食わせんとは、何ちゅうことならっ!でぶのくせにっ!ちったぁ、メタボ検診へ行ってみぃ。ほいなら、どんだけ自分がでぶなんか、分かろうがっ!」
とは、言わず、だまってお供をしてくれたんじゃ。

山に行くと このような草がいっぱい生えておった。
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このような花も咲いておった。  きつねのかみそり・・・かのぅ?
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この子も、葉っぱにぴったりひっついて、何しよんじゃ?
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しばらく行くと、急に 犬のじろうが、、
「ここほれ わんわん!」
と、吠えだした。
でぶにぃは、大判小判がたいそう、出てくるかと、わくわくしながら、そこを掘ってみたんじゃ。
掘ってぇ、掘ってぇ、また、掘ってぇ・・・
そうしたら、中から・・・
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げろげろぉぉ~~・・・
山の主みたいな、このお方が・・・
長さは、20㎝は あったかのぅ・・・

でぶにぃとじろうは、びっくらこいて、じゃが、そこは2人ともしんぼう人じゃった。
あのお方と目を合わさんように、びくびくしながら仕事をやり終えたんじゃ。。

その頃、ちるばぁさんは、川でした洗濯物を干していた。。
ふと、周りを見ると、
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さるすべりが、美しく咲きほこり、
・・・・でも、
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楓の花は、しおれ、葉っぱは、きれいに食べつくされておった。

誰が食うたんじゃぃっ!!
おまえかっ!!
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・・・ほうか、、、
秋から、冬にかけての支度をしておるんじゃのぅ。。
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さなぎになって、冬を越すんじゃ。。

つまらんのぅ・・・
大判小判は出てこなんだ。。(当たり前じゃろが!)

けれど、
その晩、なぜか、ちるばぁさんは、元気を出して、
味噌煮や、佃煮を作って、よう仕事をしたでぶにぃにご褒美をやったんじゃ。
手羽先となすびの味噌煮
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茗荷の味噌煮
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ゴーヤの佃煮、
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ほっこりちゃん、今度はうまいしこぉにできたと思うんじゃが。。
たった、こんだけじゃったが、つましいご褒美・・・

しかしのぅ、けちで食い意地のはったでぶにぃは、たいそう喜んだそうな。。

で、いっぱい食べて、少しはでぶちるになったかのぅ・・・ちぃちゃんさん^^b

少し、忙しくしております。
更新はもとより、みなさんのところへも、行けずすみません。
今日は、少し時間があったので、8月の終わりから撮っていた写真を載せました。
合間をみて、少しずつ、みなさんのところへ、お邪魔させていただきますので、よろしくお願いします。m(__)m
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by chirumegu | 2008-09-21 11:06 | Comments(30)
2008年 09月 13日

ありがとうございました

今日、実家の母から、携帯にメールが入りました。
今日で1年になるね、用心しろと・・・。
やっぱり、親にはいつまでたっても子供なんじゃのぅ。。;;)
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そして、昨日のkisaragiちゃんの記事を読ませてもらいました。

「去年の今頃どうしよったかいのぅ・・・」と思って、入院した時の記事を見てみました。

倒れた時の様子を、ちびめぐが、書いてくれていたんじゃった。
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そして、ちびめぐが書いたその記事を、
みなさんのコメントをあらためて、読ませていただき・・・
涙がとまらなくなりました。

・・・・わし、こんなに、みなさんに、迷惑かけて、心配かけて、、
そして、ちびめぐや、弟にも・・・

なのに、この1年、何をしよったんじゃろ??

やれ、しんどいとか、痛いとか、、、不服ばっかり言って、何にもしていなかったことに気付かせてもらいました。

実家の母は、結婚するまでに育ててもらい、嫁にきてからは、地域の人たちに育ててもらい、そして、ブログでは・・・
みなさんが、母であり、父であったなぁと、、
・・・してもらってばっかりじゃった。。。(:_;)

そんなことをkisaragiちゃんの記事を読ませてもらいながら、気づかせてもらいました。
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そしたら、しんどいのが、どっかに行ってしまった。
今日は、がんばることができました^^

あらためて、今、、お詫び申し上げます。
去年は、ほんとうに、ご迷惑、ご心配をおかけしてすみませんでした。。
いっぱいのメッセージをありがとうございました。
みなさんのおかげで、この1年、無事に過ごすことができました。

そして、これからも、ご指導、ご鞭撻を、どうぞよろしくお願いいたします。

     今、これかな??  ↓   ↓ 


これ、按摩さん、日記に貼ってた?
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by chirumegu | 2008-09-13 20:51 | ありがとう | Comments(38)
2008年 09月 05日

わしも・・・あれから1年

3日は、少し早い1年の検診に行ってきました。
そう、あの日から、もう1年が経とうとしています。

MRI検査も撮り、先生の問診もしてもらいました。

結果は、異常なし。
静脈瘤も、動脈瘤もなく、血液もサラサラ、1年前の破損部分も、きれいに残っていて、黒く写っていました。

「カテーテルを入れて投影剤注入して」・・と言うことでしたが、むふっ!私の担当の先生、出世して、どこかよその病院に行ってしまわれていて、4月から、他の先生に診てもらっているんです。
担当の先生が変わると、診かたまで、変わってくるんですね。。
内心ほっとしながら、受けたんですがね。^m^

この日、写真も、検査も、異常なかった私なのに、何故か、すっきりしませんでした。

異常ないのに、なんで、こんなに体がしんどいんじゃろぅ、痛いんじゃろ?・・・(-公-、)
なんで、とろいんじゃろ、てべてべなんじゃろ?がんばれんのじゃろ?

倒れる前は、痛くても、もっとがんばれたのに・・・。
こんなことぐらい、できてたのに・・・。
もっと、喜べたのに・・・。

「倒れる前は・・ぶつぶつ・・・ぶつぶつ・・・・」

この1年間、ずっとそんなことをいう、私がいました。
出来ない私・・・・
役立たずの私・・・

そんなこと、分かっているのに、倒れる前の私と比べていました。
卑屈になっていました。
元気な頃の私に、嫉妬していました。
もっと、もっと・・・と。

一昨日、病院から帰って、車から降りて、
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家の中に入ろうとすると

何故かこの樹が眼につきました。
銀もくせいです。
これ、1本の樹なんですよ。
私は、銀もくせいって、いつ頃咲いて、どんな花をつけるのか、どんな香りを放つのかも知りません。
このうちの銀もくせいが、花を咲かせないからです。

でぶにぃのじぃちゃんの代の頃には、ちゃんと咲いていたのですが、いつしか、花をつけなくなったそうです。
なんともいえない、いい香りを漂わせていたことでしょうね。

でぶにぃが、57歳だから、それよりも何十年も前の話・・・・
けれど、そんな花の咲かなくなったこの銀もくせいは、いまだここにいます。

花の咲かなくなったこの銀もくせいを、「咲かないから」と言って、伐らずに残しているじぃちゃんって、凄い人だなぁと思います。

そして、「咲かないから」といって、卑屈にならずに今もなお、生き続けている、この銀もくせいって、凄い。

咲くか、咲かないか・・・
勝つか負けるか・・・
役に立つかたたないか・・・
出来るか出来ないか・・・

そんなことを超えた世界がこの空間にはあるなぁと・・・

・・・と、まじまじと、銀もくせいを眺めていると、昔、むかぁしに伐った切り口には
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こんなに、苔が生えて
足元にも、こんなにいっぱいの色んな苔や草が
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苔も色々な種類のものがあるんですね。
丸っこいはっぱの草が細い茎で繋がって、そこから、根を出しています。
苔も、ふさふさしたもんやら、べちゃぁ~っとしたもの、、
ちょっと見ただけでも、こんなにあるんですね。

ならば、その地下には、どれほどの生き物がいるんでしょう。。

少し、上の方を見てみたら、
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銀もくせいの幹に、こんなに苔がついていました。
白や緑の苔
で、もう一度下を見たら
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新しい芽を精一杯出して、次へと繋いでいました。
この樹から隣の樹へと、くもくんが、自分のいのちを繋げるために
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まる虫くんや、尺取虫くん、、かわいそうだけど、、
これも、いのちのいとなみ?

で、また、反対の方を見たら、
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万両が、実をつけて、冬には赤くなるかな・・・

咲かなくなってしまった、銀もくせい。
だからといって、卑屈にならず、どうして、そんなに生きていられるの?
って、思っていましたが、こうやって見ていると堂々として、とても大きく、誇らしげに見えてきました。
うちの庭は、この銀もくせいがないと庭ではなくなります。
なくてはならない存在です。
この庭の「かお」です。^^

あの、苔や、草、万両、くもくん、まる虫くんたちも、銀もくせいのいるここでないと、生きて行けない・・・たぶん。
みんな、いのちを分け合って生きているんだなぁ。。

出来ない私、役立たずの私、てべてべの私、痛がる私、
そんな私でも、ここで何とか、生きさせてもらって、あの銀もくせいのようにここの「かお」になれたらいいな。

花が咲かなくても、堂々と生きていける世界・・・
そのまんまで、いいんだよ、、っていう世界・・・
そんな世界に私はいるのかなぁ。。
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あれから1年経って、やっと、気づきました。
そうしたら、
出来ないなら出来ないまんまで、
役立たずのまんまで、てべてべのまんまで、
痛いまんまで、
なんとか、がんばってみよっ・・・と。
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by chirumegu | 2008-09-05 19:51 | Comments(39)