散る桜もまたさくら

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2007年 04月 14日

さぎちゃん ごめんね (:_;)

裏山の話ばかりに なりますが ここには 大きな けやきが沢山 生えています。
ここの山の土は 石ころだらけで 大きいのになると 4~5m 以上のものもあります。
けれど、どんなに大雨が降ったり 台風がきても 崩れたことが ありません。
それは 何本もの けやきが しっかりと 根をはらせて 
石が崩れないように 持っていてくれるからです。
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今は まだ 枝だけですが もうじきすると 新芽がふいて 新緑を楽しませてくれます。
暑い夏には 風が そよぎ 葉っぱをゆらせて ざわざわと 清涼感を 与えてくれるし 秋には葉っぱが 紅葉して もみじの木と 一緒に 目を うっとりさせて くれます。
そして 落葉。 落ち葉を掃くのは 大変ですが、その音も かさかさ しゅわしゅわ・・・こきみよくて 好きです。
冬は 葉っぱの全部落ちた 枝は 寒々としていますが 素朴で かえって 温かみがあります。大きくて お父さんみたいです。そして、春が来る前 その落ち葉は ぬれ枯葉となって 野焼きを 楽しませてくれます。けやき 大好き ♥


その大きなけやきの枝に いつしか 青さぎ が巣を作るように なりました。
さぎは 年中は いませんが 恋人を作る時期の2月の終わりごろから 産卵 子育て が終わる 9月の終わりごろ まで そこに住みつきます。
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私は 暇なとき さぎを 観察しますが 200m離れた ところに やはり からすが 巣をしています。からすも 同じように 子育てが終わるまでの期間 そこに います。
あるとき からすが 巣を離れたことが ありました。その時を 見計らってか さぎが こっそりと 巣に 入っていきました。 しばらくの間 何か ごそごそ していましたが また、とんで自分の 巣に 帰っていきました。
からすが 帰ってくると 留守の すきに なにやら 大変なことが 起こっていたことに 気付いた からすは 狂ったように 鳴きながら さぎのところに 一目散 で とんでいき 大喧嘩が始まりました。 
さぎは からすの 留守のすきに 大切な 卵を 全部 食べてしまったのですね。
そら、からすさん 怒るだろっ!!(/ロ゜)/ 結果は 無惨にも からすの 負け・・・(ーー;) さぎにやられて からすは か細い声で 鳴きながら 帰っていきました。 ドラマですね。
さぎは からすとは 比べものにならない位 大きな鳥です。羽を広げると 2mは ありそうです。
かないっこない と分かっていても それに 向かっていく からすも 勇気があるなぁ と思います。
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卵が孵って 子育ての始まる頃には さぎは 夫婦で交代で えさを とりに行っては ひなにやるのですが この頃から この山を 囲む 私を 含めての地域の人たちを 悩ませるのです。
さぎの 親鳥が えさをやる間 ひな鳥たちは いっせいに 鳴き声の 大合唱を します。
うぐいす 山がら ヒヨドリ のような かわいい声なら 癒されるのですが・・・。
それに 巣は 一つだけではなく 10は あります。 一つの巣の中には 3~4羽 のひなが いると 思われますが それが てんでに 大合唱 を 始めると それはもう・・・(ーー;) 昼も夜も 関係なく・・・

凄いのは 声だけでは ありません。食べた後の 排泄物 も かなりのものです。
大きな体で 食べるものは さかななどの 動物性のものばかり なので 量や 臭いは はんぱでは ありません。
親鳥は とびながら 排泄するので 道、屋根や 駐車してある 車などに かかります。車にかかったときは すぐに 洗い流しておかないと 塗料を 溶かして その部分が 腐敗していくそうです。
ひな鳥たちは とべないので 巣の中から おしりを出して 外に とばします。それが 下の草むらに 淀んで そこだけ 草が枯れてしまいます。 あそこには おいしいフキが沢山生えるのに 食べることができません。

昨年の夏、でぶにいが 山の草刈をしていて、ちょうど 巣の下に さしかかった時 とうとう やられましたよ。シャワーの ごとくに・・・頭から すっぽりと・・・ 2~3日 臭いが とれませんでした。

でも、さぎは ただ 子どもを 大きくするために 昼夜を 問わず えさを 運んでいるだけなんです。 ほんとに 親鳥は いつ寝るんだろう・・・と頭が下がります。
巣立ち前の ひなたちは 時々 外へ出ては 飛ぶ練習 をします。
その木の周りを ぐるぐると 何度もまわって さあ枝にとまろうと思うのですが その枝を 中々つかめず また ぐるぐると回ります。 ほんとに へたくそです。 そして 狙いを定めて やっとつかんで とまります。よたよたして、「あ~っ やっとできたぁ。こわかったぁ」 と気持ちが伝わってきて なんだか かわいいです。

こんな ほほえましいところもある さぎなのですが
1ヶ月前 地域の人たちが 「さぎを なんとかしよう ほっておけば 増えるばかり」 と集まって相談をしました。
「爆竹をならして 追い出そう」 「けやきの枝を 切って 巣を落としたら」 色々意見がでましたが 結局 「空気銃で 2~3羽 打ち落とす」 ということに なりました。
うちのでぶにいも 反対しましたが 地域の人たちの 強い気持ちには 勝てませんでした。

しばらくすると 村の猟友会の人が 3人来て 3羽 「打ち落として」 帰って行きました。
他のさぎも ショックだったのでしょうか 何日間は 少し静かになったような 気がしましたがまた、少しずつ 賑やかに なって来ているようです。
安心していると 昨日また、 猟友会の人が来て 今週から来週にかけて 1日に1羽ずつ 「打ち落として」いくからと また、1羽 「落として」帰っていきました。じわじわと・・・

さぎは、いのちをつなぐために やっているだけなのに。毎年ここにくるのは ここが 居心地がいいから なのに。 私と 同じように けやきが 気に入ってただけなのに 残された卵は どうしてるんだろう・・・どうにも できない もどかしさで 私は巣だけが 残っている けやきを 下から 見上げながら 「ごめんね さぎ・・・」 とつぶやいていました。
なんか 心の中に ぽっかりと 穴があいたようで・・・(:_;)
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♥enriko58さん 画像提供 ありがとうございました。 使わせていただきました。
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by chirumegu | 2007-04-14 11:15 | Comments(5)
Commented by artist_japan at 2007-04-14 12:59
chiru さんこんにちは おひさ~です。
うーん 考えさせられちゃいますね・・・・難しいところですね。
そんなにさぎって繁殖してしまうんだ~ でも 打ち落とすというのは私も反対ですが どうにもならないんでしょうね。
全部の木に巣を作れないようにすることも出来ないですしね。
これからはサギももうちょっと人里はなれた山の中に巣を作るようになるでしょうから お互いによかったと思いましょうね・・・・・・
☆ momo
Commented by chirumegu at 2007-04-14 16:46
人と 動物が共存していくことは 難しいですね。
この辺にも きつねやたぬきは もちろん 熊や鹿 などが 道を
歩いて いたりする 時があります。

しかや熊は まだ 見たことがありませんが

人里はなれた山の中が 今 壊されていってるから
こちらの方まで 来るのです。
Commented by kisaragi87 at 2007-04-14 17:47
自然の中に、こんなドラマがあるなんて。。
優しい視線でずっと見守ってきたchirumeguさんだからこそ書けるのですね。
カラスも都会ではすっかりゴミあさりの嫌われ者にされているけれど
それも生きるためなのよね。

それにしても、さぎのお話、どこかの神社が祀られている島でも
繁殖がひどすぎて草木も枯れ、神社も朽ちてきているそうです。
ものすごいパワーなんですね。
かつては、絶妙なバランスが保たれていたはずが、どこかで狂ってしまったのでしょう。

chirumeguさんの観察の記録ほんとうに愛情がこもっています^^
Commented by chirumegu at 2007-04-15 18:00
kisaragi さんの 住んでいらっしゃるところは 都会なんですよね。
田舎では 過疎で 人もいないのに どんどん 新しい道を 作るのに
山を切り開いてます

それで 動物が すむところが なくなって 人里 まで 出てくるんですね 矛盾を感じます。
Commented by 按摩さん at 2007-12-27 11:51 x
ほ~い^^


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